スマートフォン・携帯電話の電波と人体への影響

スマートフォン・携帯電話の普及にともなって、それらから発信される電波が人体に何かよくない影響を与えるのではないかという不安を持つ人も出てきています。

スマートフォン・携帯電話の電波は、頭部や人体のすぐそばで使っても人体に影響が出ないように、十分な安全率を見込んで決められた「電波防護指針」を満足しています。したがって、スマートフォン・携帯電話は安心してお使いいただけます。

スマートフォン・携帯電話についての規則

スマートフォン・携帯電話のように人体の近傍で使われる無線機器については、電波防護指針のなかの「局所吸収指針」が電波の強さの基準値を定めており、これが適用されます。この「局所吸収指針」をもとに制度化が行われており、スマートフォン・携帯電話はこれを満足しています。

スマートフォン・スマートフォン・携帯電話を使うと「がん」になる?

2011年5月に国際がん研究機関(IARC)が、電波を「発がん性があるかもしれない」と分類しましたが、これはスマートフォン・携帯電話を体の近くで使用した場合の発がん性の限定的な証拠にもとづくものです。

このIARCの評価は、電波ばく露が発がんを引き起こす能力の有無についてグループ分けしたもので、がんのリスク上昇を立証したものではありません。

これは、スマートフォン・携帯電話を使うとがんになるということではなく、現在のデータから、電波に発がん性がないと断定することは困難である、と示したものと考えます。

→【国際がん研究機関(IARC)の見解】へのリンク